2013年2月21日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第18回「どうせなら良い嘘がいい」_1

 ……ってなことを言いたくなるぐらい,良く出来てるのよコレ。なんていうか,すべらない。  クッパの体の中が舞台っていう不可思議な設定のRPGで,戦闘がゆるいアクションなんだけどね。このアクション,言ってしまえばタイミング良くボタンを押していくだけなんだけど,これがやたらと面白いの。ちゃんと操作している感じで,プレイヤーとキャラクターの一体感を味わえて,妙に気持ちいいのよ。とくに私なんかの場合,甲羅をタイミング良くけっ飛ばすだけのミニゲームがあまりに気持ち良くて,ついついこればっかり遊んじゃうほど。  あと,クッパが悪ぶってはいるんだけど根本的にはいいヤツってあたりも見逃せないわ。このゲイムをプレイしてクッパを好きにならない人とは,たぶんほかのことでも分かり合える日は来ないと思う。  しかしマリオものって,なんでこんなに高いレベルで安定してるのかしら。前にも書いたかもしれないし書いてないかもしれないということで,疑わしきはもう一度書けみたいなところがあるからあらためて書くけど,私が一番尊敬するゲイムクリエーターは任天堂の宮本 茂氏なのね。で,マリオがすべらないのは宮本氏の功績だと思うのよ。  開発の内部事情とか分かんないし,素人意見でしかないんだけど,マリオもののゲイムって,好き嫌いは別として,基本的には誰がプレイしても確実に面白いじゃない? それが凄い,ディアブロ3 RMT。クリエイターって,既存の概念をどうやって壊すかに苦悩しているイメージだけども,宮本氏の作るものってそういうことより,「プレイしてて楽しい」という本伽楗芝欷皮胜?/strong>のよね。  そのうえ,ゲイムに作家性を出さない。知識をひけらかすわけでもなく,自分が作ったんだというエゴもなく,遊ぶ人に余計なことを考えさせず,楽しい時間を提供するというスタンス。ここから「ゲイムはプレイヤーのもの」という宮本氏のメッセージが感じられるような気がするのよね。このマリオ&ルイージRPG3!!!を氏が直接作ってないとしても。なぜなら,実際にこの作品をプレイしてみて,「マリオはすべらないなぁ」という感想を抱いてしまったから。  それって,完全に宮本氏の功績でしょう? 宮本イズムの継承者達が作っているってことでしょう? それほど,この作品には隙がないのよ,アイオン RMT。  もちろん,好き嫌いはあるでしょうけど,それでも子供から大人まで幅広い層が楽しめるはず。とりあえず,プレイしておいて間違いはない。それがマリオ。今回もマリオだったわ。
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